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脂肪吸引後の拘縮とは??

  • 執筆者の写真: Yuki Nohara
    Yuki Nohara
  • 5月10日
  • 読了時間: 5分

更新日:7 日前

こんにちは正しい美容医療を提供する野原有起です。


今回は、私が得意としている脂肪吸引や脂肪豊胸に関係することを書いていきます。脂肪吸引のダウンタイムの症状である「拘縮」をテーマにしました。是非、最後まで読んでください。



拘縮とは

拘縮は、読んで字のごとく、硬くなって縮むという意味があります。実際に脂肪吸引後、炎症が起き、硬くなって、皮膚が縮みます。


脂肪吸引は皮膚と筋肉などの骨格組織との間にある皮下脂肪を吸ってくるものです。皮下脂肪がなくなるとその上にある皮膚はどうやっても弛みます。この弛みを自分の力で調整するのが拘縮になります。拘縮は嫌なものですが、脂肪吸引をしたら必ず出現しますし、出現しなければ皮膚が弛んだままになりますから、絶対に必要なものです。



拘縮の症状

拘縮は手術直後から始まりますが、手術直後は炎症による腫れと、体液などの水分による浮腫みが重なっているので、最初は拘縮に気づいていない場合もあります。

拘縮を感じやすいのは腫れや浮腫みが引き始めたころです。具体的には手術から1-2週間後です。そのころには徐々に脂肪吸引した場所が硬くなり始めます。そして術後約1か月前後にピークが来ます。ピークの時には皮膚の縮みが出てくるので、痒みやピリピリとした感じ、腫れているような感じがします。また皮脂を出す腺も脂肪吸引によって一時的に神経による調整が上手くいかなくなったりするため、皮膚の乾燥も出現しやすいです。

お顔周りの脂肪吸引では、ニキビが出来やすくなったと言う方がいますが、この辺りが関係しています。時間が経てば元に戻ってきますが…


皮膚の縮みや硬さの関係から、凸凹感が出現したりします。具体的にはセルライトのような見た目で柔らかくなく硬いです。凸凹感を感じやすい場所は、ある程度決まっています。皮膚が薄い場所で、顎下、下腹や太ももの内側、二の腕などで出現しやすく、わかりやすいです。皮膚の凸凹感は、脂肪吸引の失敗と思われがちですが、実は時間経過と共に良くなってきますので、焦らずに待つことも大切です。

もしこの時期に凸凹しているからといって、取り残しや失敗を心配し、他のクリニックに行かれる方もいますが、拘縮がある時期に、再度、脂肪吸引してはいけません。硬い時期に再吸引をしてしまうと、確実に筋になってよりボコボコしてしまいます。

拘縮の症状は3か月〜6か月で徐々に引いてきますので、脂肪吸引の完成は6ヶ月後以降ですと言われます。しかし、大量に脂肪吸引した症例では6ヶ月以降も続き、場合によっては1年くらいまで戻るのにかかる症例もあります。
1ヶ月目には拘縮で凸凹していますが、6ヶ月目にはきれいになっています。吸引量が多めの方は出やすいです。
1ヶ月目には拘縮で凸凹していますが、6ヶ月目にはきれいになっています。吸引量が多めの方は出やすいです。

拘縮への対処法

では拘縮への対処法を説明していきます。拘縮はマッサージなどをすると辛さが楽になると言われています。要するに血行を促進することによって、辛さが軽減しやすいわけです。
血流を良くする方法はいくつかあります。ご家庭で自分自身でできる方法として、保湿クリームによる保湿ケア、マッサージやストレッチ、そして半身浴なども有効手段です。拘縮がきつい時は、自分自身でできる拘縮ケアから実践してみてください。

では拘縮への対処法を説明していきます。拘縮はマッサージなどをすると辛さが楽になると言われています。

要するに血行を促進することによって、辛さが軽減しやすいわけです。

血流を良くする方法はいくつかあります。ご家庭で自分自身でできる方法として、保湿クリームによる保湿ケア、マッサージやストレッチ、そして半身浴なども有効手段です。拘縮がきつい時は、自分自身でできる拘縮ケアから実践してみてください。


マッサージの基本は末梢から中枢にかけてリンパを流してあげることが大切です。具体的には足先や手の先から心臓に向かってと言う流れを意識しましょう。


それ以外に有効な拘縮ケアとして有料になりますが、インディバやヒーライトなども有効です。こちらはご家庭に機器はないと思いますので、特に拘縮が辛い時に利用してみると良いでしょう。

インディバ

高周波を利用した温熱マシンで、エステサロンなどでも導入されています。高周波エネルギーを使用して体内の細胞を直接振動させ熱を発生させるので、体の深部を温めて体温をアップさせ、新陳代謝を促して余分な脂肪を排出させるメカニズムで、体質改善をめざすことができます。入浴やサウナと違うところは、体の表面だけではなく深部まで温めて脂肪を燃焼させるのはもちろん、体の冷えを取り除く効果もありリラクゼーション目的でも人気です。体を深部まで温めることにより、血流を促進し、拘縮がほぐれます。

ヒーライト

LUTRONIC社(ルートロニック社)製の高輝度な医療用LED光治療機器で590nmと830nmという2つの波長を用いて治療を行います。表皮から皮下組織の筋層までの照射が可能で美しい肌に欠かせないコラーゲンの生成から、肌のターンオーバーやリンパの流れの促進、ニキビの原因となっている菌の殺菌まで幅広い効果があります。施術中や施術後の痛みや赤みも少なく、安心して施術を受けられます。肌のキメを整え、引き締め効果をもたらすだけでなく、血流と代謝の促進によるリラクゼーション効果が得られます。温めつつ血流やリンパの流れを促進することで、拘縮を柔らかくほぐす効果があり、ダウンタイムの軽減に役立ちます。

ただし、インディバとヒーライトが良いからと毎日のようにお金を払って受けても、脂肪吸引の仕上がりが良くなることはありません。脂肪吸引の結果は、吸った直後に決まっています。


最後に

今回は脂肪吸引後に起こる「拘縮」をテーマにblogを書きました。疑問なこと相談したいことがありましたら、質問は随時受け付けておりますので、質問箱にコメントをいただければ幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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I ‘m Yuki Nohara M.D., Ph.D..

美容医療の中で、難易度が高いとされる脂肪吸引や脂肪注入を通じて、美容医療を受ける方が、前向きな気持ち・自信が持てるようになるようなサポートをして参りたいと思います。

カウンセリングでは優しい雰囲気で、お出迎え致しますので、是非、お気軽にお悩みをご相談ください。

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